ローマ教皇、入院以降初めて写真公開 酸素吸入器具なし

3月16日、ローマ教皇庁(バチカン)は、肺炎治療を続けている教皇フランシスコ(88)の写真を2月14日の入院以降初めて公開した(2025年 ロイター/Holy See Press Office)
[バチカン市 16日 ロイター] - ローマ教皇庁(バチカン)は16日、肺炎治療を続けている教皇フランシスコ(88)の写真を2月14日の入院以降初めて公開した。
写真は、病院の礼拝堂で祭壇に向かって座るフランシスコを後方から撮影したもの。横顔がはっきりと見えており、右手は膝の上に置かれている。酸素吸入の補助器具が装着されている様子はない。
教皇庁によると、写真は16日に教皇がこの礼拝堂でのミサに参加した際に撮影した。
ここ2週間近くで教皇の病状は安定ないし改善が続いていると発表されているものの、教皇庁は、回復ペースが遅いと説明し、いつ退院できる見通しかまだ明らかにしていない。
教皇は若い時に胸膜炎を発症し、肺の一部を摘出したため、肺が感染症にかかりやすいという。