米ロ首脳、今週電話会談へ ウクライナ停戦に向け=米特使

トランプ米大統領は今週、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの3年にわたる戦争を終わらせる方法について協議する見通しだ。トランプ政権のウィットコフ中東担当特使が16日明らかにした。写真は2019年6月、大阪で撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Mikhail Klimentyev/Kremlin)
[16日 ロイター] - トランプ米大統領は今週、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの3年にわたる戦争を終わらせる方法について協議する見通しだ。トランプ政権のウィットコフ中東担当特使が16日明らかにした。
13日にロシアでプーチン氏と会談したウィットコフ氏はCNNに対し、「今週、両首脳による電話会談が行われる見通しだ。われわれはウクライナ側との交渉や対話も継続している」と述べた。
トランプ大統領とプーチン大統領の会談は前向きなものになるだろうと語った。
トランプ氏はウクライナが先週受け入れた30日間の停戦案に対するプーチン氏の支持を得ようとしている。
ウィットコフ氏とルビオ国務長官、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日にそれぞれ出演したテレビ番組で、ロシアが停戦、ましてや戦争の最終的な平和的解決に同意するまでには、まだ取り組むべき課題が残っていると強調した。
ウォルツ氏はABCで、ロシアがウクライナ東部の占領地域を保持することを認める和平合意を米国は受け入れるかとの質問に対し「ウクライナ領の隅々から全てのロシア人を追い出すのか」と問い返し、「現実」に基づいた交渉を行う必要があると述べた。
ルビオ氏はCBSに対し、最終的な和平合意には「多くの努力とロシア、ウクライナ双方の譲歩」が必要になるとし、互いを攻撃し合っている限り、交渉を始めることすら難しいとの見方を示した。