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米政権、対ロ圧力を強化 エネルギー取引巡るライセンス失効で

2025年03月14日(金)12時18分

 3月13日、トランプ米政権は、ロシアの金融機関とのエネルギー取引を認めるライセンスの期限が今週で切れるとし、ウクライナ和平合意を巡りロシアへの圧力を強めた。写真はロシアと米国の旗。モスクワで2017年4月撮影(2025 ロイター/Maxim Shemetov)

David Lawder Timothy Gardner

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米政権は13日、ロシアの金融機関とのエネルギー取引を認めるライセンスの期限が今週で切れるとし、ウクライナ和平合意を巡りロシアへの圧力を強めた。

財務省の報道官によると「General License 8L」は米東部夏時間12日午前0時1分に失効した。

米バイデン前政権は1月10日にロシアの石油・天然ガス収入を標的とする大規模な制裁措置を発表した際、対象企業が関連取引を完了できるよう3月12日までの猶予を与えた。

この猶予により、ズベルバンクなどは残りの取引を清算する時間ができた。ライセンス失効に伴いロシアの銀行は米国の決済システムにアクセスできなくなる。

バイデン政権はロシアによるウクライナ侵攻直後、世界的な原油価格の高騰を防ぐためエネルギー取引に関するこのライセンスを発行した。

ベッセント米財務長官は、バイデン政権の対ロ制裁は原油価格を低く抑えることに焦点を当てており、効果がなかったと指摘している。

財務省報道官は電子メールで、トランプ政権は「戦争を終わらせるための交渉を促進することに引き続き注力している」とし、「われわれは制裁を継続しており、制裁はこれらの目標を達成するための手段の一つだ」と説明した。

ロイター
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