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アメリカン航空機、デンバー着陸後にエンジンから出火 乗客避難

2025年03月14日(金)14時06分

David Shepardson

[ワシントン 13日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)によると、アメリカン航空の旅客機が13日、行き先を変更してコロラド州デンバーの空港に着陸後、エンジンから出火し、乗客は緊急脱出用のスライドで避難した。

コロラド州コロラドスプリングス発のアメリカン航空1006便ボーイング737─800型機は、乗員がエンジン振動を報告したため、行き先を予定していたテキサス州ダラスから変更。現地時間午後5時15分(日本時間14日午前8時15分)ごろ、デンバーに着陸した。

アメリカン航空によると、乗客172人と乗員6人全員が脱出した。デンバー国際空港は、軽傷を負った12人が病院に搬送されたと明らかにした。

ソーシャルメディアには、エンジンから煙が噴き出す中、機体の翼の上に立って避難を待つ乗客の姿を映した動画が投稿された。

アメリカン航空は、1006便はデンバー国際空港に無事着陸し、到着ゲートまで移動した後、エンジンに関連した問題が起きたと説明した。

同機には米ゼネラル・エレクトリック(GE)と仏サフランの合弁会社CFMインターナショナルが製造したCFM56エンジンが2基搭載されていた。フライト追跡サイトのフライトレーダー24によると、同機は13年前に製造された。

FAAはこの事故を調査すると発表した。デンバー国際空港の広報担当者によると、火災は鎮火し、通常通りの運航が行われているという。

ボーイングはコメントを控え、アメリカン航空と調査当局に問い合わせるよう促した。GEはコメント要請に現時点で応じていない。

米国では最近、一連の航空事故が起きており、空の安全性に疑問が生じている。

ロイター
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