対外援助プログラム、過去6週間で80%超廃止=米国務長官

ルビオ米国務長官は10日、過去6週間にわたる審査の結果、米国際開発局(USAID)のプログラムの80%超が廃止されたことを明らかにした。写真は2月、米ワシントンDCで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[ワシントン 10日 ロイター] - ルビオ米国務長官は10日、過去6週間にわたる審査の結果、米国際開発局(USAID)のプログラムの80%超が廃止されたことを明らかにした。
ルビオ長官はX(旧ツイッター)への投稿で、取り消された5200件の契約には、米国の中核的な国益に貢献しない形で、数百億ドルもの資金が費やされたと指摘。約1000件の残りのプログラムは今後、国務省の管轄下で、議会との協議のもと「より効果的に」管理されると述べた。
また、連邦政府規模の縮小を進める米実業家イーロン・マスク氏率いる「政府効率化省(DOGE)」の職員にも感謝の意を表した。
トランプ米大統領は、1月20日の就任初日に全ての対外援助の90日間の停止を指示する大統領令に署名している。