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女性の権利侵害に反撃訴え、国連事務総長が国際女性デーに合わせ

2025年03月10日(月)11時57分

 3月7日、国連のグテレス事務総長(写真)は、「女性の権利は攻撃されており、われわれは反撃しなければならない」と述べるとともに、世界は進歩が逆戻りするのを座視できないと警告した。写真はエチオピアのアディス・アベバで2月撮影(2025 ロイター/ Tiksa Negeri)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は7日、「女性の権利は攻撃されており、われわれは反撃しなければならない」と述べるとともに、世界は進歩が逆戻りするのを座視できないと警告した。

グテレス氏は翌日に控えた国際女性デーのイベントで、何世紀にもわたる女性への差別が新たな脅威により悪化していると指摘。「デジタルツールは大きな可能性に満ちている一方で、しばしば女性の声を封じ込め、偏見を増幅させ、嫌がらせを助長している」と述べた。

また、女性の身体に関する話題が政治的な戦場となっているとした上で、「インターネット上の暴力は現実の暴力へとエスカレートしている。平等な権利が主流になるどころか、われわれは男性優位主義と女性蔑視が主流になる光景を目撃している」と訴えた。

その上で、男女平等は単に公平さの問題ではないと強調。「これは、誰が会議の席に着き、誰が締め出されるかという権力の問題。また、不平等を助長するシステムを解体し、誰もにとってより良い世界を確保するという問題」と呼びかけた。

ロイター
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