独ウクライナ首脳が電話会談、米指導力の重視で一致

ドイツのショルツ首相は５日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナとロシアの和平交渉で米国のトランプ大統領が果たす役割などについて協議した。写真は２０２４年１２月、ウクライナの首都キーウ（キエフ）で撮影（２０２５年　ロイター/Thomas Peter）

[ベルリン ５日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は５日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナとロシアの和平交渉で米国のトランプ大統領が果たす役割などについて協議した。

独政府報道官によると、ショルツ氏とゼレンスキー氏は米大統領の指導的役割が停戦の早期実現とウクライナの恒久的な平和の達成に重要との認識で一致。ショルツ氏は、ウクライナとの継続的で揺るぎない連帯を改めて表明した。

電話会談を受け、ゼレンスキー氏は「将来の安全保障体制に関する構想など、さまざまな課題についてショルツ氏と率直な意見交換を行った」とＸに投稿。「われわれは皆、ウクライナ国民の安全な未来を望んでいる。一時的な停戦ではなく、戦争の完全な終結を目指す。米国の指導力とわれわれの協調した取り組みにより、確実に達成できる」とした。

ゼレンスキー氏は５日、次期独首相就任が有力視されるキリスト教民主・社会同盟（ＣＤＵ・ＣＳＵ）のメルツ党首と電話会談を行い、今後の協力について協議した。