ウクライナ巡る次回の米ロ協議、すぐには実現せず ロシアが示唆

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナ戦争終結に向けた次回の米ロ協議が、両国の大使館業務の全面再開前に始まる「可能性は低い」との認識を示した。資料写真、2024年12月(2025年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov)
[4日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナ戦争終結に向けた次回の米ロ協議が、両国の大使館業務の全面再開前に始まる「可能性は低い」との認識を示した。
ロシア通信(RIA)が4日伝えた。両国の大使館業務は2022年のロシアのウクライナ侵攻後、縮小されている。
米国とロシアの代表団は2月末、トルコのイスタンブールで相互の大使館の機能正常化に向けた協議を実施。プーチン大統領はトランプ政権との初期の接触に期待を表明した。
ロシア外務省は先週、北米局長を務めるアレクサンドル・ダルチエフ氏を駐米大使に任命すると発表した。近日中にワシントンに着任する予定。同ポストは昨年10月に前任者が辞して以来、空席だった。
ただ、両国の大使館業務がいつ全面的に再開するかは不明。
ペスコフ氏はRIAに対し、次の米ロ協議がどこで行われるかを語るのは時期尚早だと述べた。