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エジプト、ガザのパレスチナ人移住案拒否 トランプ氏に反発

2025年02月26日(水)14時56分

エジプト大統領府は25日の声明で、パレスチナ自治区ガザの住民の強制退去案を拒否すると表明した。写真はシシ大統領、2024年10月、ロシアのカザンで 代表撮影(2025年 ロイター)

[カイロ 25日 ロイター] - エジプト大統領府は25日の声明で、パレスチナ自治区ガザの住民の強制退去案を拒否すると表明した。パレスチナの大義を維持し、地域諸国の国家安全保障に対する脅威を避けるためとした。

トランプ米大統領は、200万人以上のパレスチナ人をガザから永久に移住させ、米国がこの地域を支配して国際的なビーチリゾートにする計画を打ち出している。

アラブ諸国はこれに反発。エジプトは3月4日にアラブ連盟の緊急首脳会議を主催し、トランプ氏の計画やエジプトとヨルダンに対するパレスチナ人受け入れ要求に対抗するアラブ側の取り組みを協議する。

エジプトとヨルダンは国家安全保障上の懸念を理由にこの提案を拒否しており、21日にはリヤドでアラブ諸国指導者らが会議を開き、湾岸諸国やエジプト、ヨルダンが出席した。

パレスチナ人は、1948年のイスラエル建国に伴い数十万人のパレスチナ人が追放されたり祖国から逃がれたりした「ナクバ」と呼ばれる大惨事の再現を恐れている。

ロイター
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