ブラジルCPI、2月は前月比+1.23% 22年4月以来の高い伸び

ブラジル地理統計院が25日発表した2月中旬までの1カ月間の消費者物価指数は前月比1.23%上昇と、2022年4月以来の高い伸びとなった。写真はサンパウロのスーパーマーケットで2024年11月撮影(2025年 ロイターAmanda Perobelli)
[サンパウロ 25日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が25日発表した2月中旬までの1カ月間の消費者物価指数(CPI)は前月比1.23%上昇と、2022年4月以来の高い伸びとなった。
住居費や教育費などが上昇した。前月の0.11%上昇から加速した。
ロイターがまとめた市場予想の1.33%上昇を下回ったものの、2月としては16年以来の高い伸びとなり、インフレ抑制のために利上げを進めている中央銀行の課題が浮き彫りになった。
前年同月比では4.96%上昇。前月の4.50%上昇から加速し、23年10月以来の高い伸びとなった。市場予想は5.08%上昇だった。
中銀のインフレ目標は3%(許容幅1.50─4.50%)。中銀はインフレ率を目標に戻すため、大幅利上げを進めており、3月に3回連続となる100ベーシスポイント(bp)の利上げを実施することがほぼ確実視されている。