トランプ政権、未登録の不法移民に罰金・禁錮刑

米国土安全保障省は25日、連邦政府に登録していない不法移民に多額の罰金や禁錮刑を科す指令を出した。写真はホワイトハウスで大統領令に署名するトランプ大統領。ワシントンで同日撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Jasper Ward
[ワシントン 25日 ロイター] - 米国土安全保障省は25日、連邦政府に登録していない不法移民に多額の罰金や禁錮刑を科す指令を出した。
同省報道官は「トランプ政権は全ての移民法を執行する。どの法律を執行するか選り好みすることはない」とし「国土と全ての米国人の安全と安心のために誰がこの国にいるのかを知る必要がある」と述べた。
市民権・移民局のウェブサイトによると、米国のビザ(査証)の申請時に指紋採取や登録を行わなかった14歳以上の全ての移民は、米国に30日以上滞在する場合、登録と指紋採取を行うことが義務付けられる。
移民が登録と指紋採取を終えると、国土安全保障省が登録証明書を発行する。18歳以上の移民は証明書の携帯を常に義務付けられる。
トランプ大統領は先月、不法移民対策の一環で南部国境の非常事態を宣言。国土安全保障省に対し移民の登録を進めるよう指示していた。