中国は「最も手ごわい」ライバル、米科学技術政策局長候補が指摘
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トランプ米大統領がホワイトハウス科学技術政策局の局長に指名したマイケル・クラツィオス氏は、中国がこれらの分野で米国の最大の競争相手だとみており、将来は誰が主要分野をリードするかにかかっていると警告した。写真は、半導体チップの基板と米国、中国の国旗。2023年2月、北京で撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
David Shepardson
[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領がホワイトハウス科学技術政策局の局長に指名したマイケル・クラツィオス氏は、中国がこれらの分野で米国の最大の競争相手だとみており、将来は誰が主要分野をリードするかにかかっていると警告した。
上院での指名承認公聴会を25日に控えるクラツィオス氏は、ロイターが閲覧した証言文書で、「中国はわれわれの主要な地政学的ライバルであると同時に、技術・科学分野で最も手ごわい競争相手として台頭している」と指摘。
「将来の世界秩序の形は、人工知能(AI)、量子、核などの重要な新興技術を誰がリードするかによって決まる。核融合、量子技術、自律システムにおける中国の進歩は、今後の取り組みの緊急性を浮き彫りにしている」と述べた。
クラツィオス氏は第1次トランプ政権で最高技術責任者(CTO)を務めた。
在ワシントン中国大使館はコメント要請に応じていない。