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シンガポールのコアCPI、1月は3年半ぶり低水準 緩和観測強まる

2025年02月25日(火)12時01分

 2月24日、シンガポール当局が発表した1月の消費者物価指数(CPI)統計によると、民間道路輸送と住居費を除くコア指数は前年比0.8%上昇し、2021年6月の0.6%以来の低い伸びとなった。写真はシンガポールのショッピングモールで2022年12月撮影(2025 ロイター/Isabel Kua)

Bing Hong Lok

[シンガポール 24日 ロイター] - シンガポール当局が24日発表した1月の消費者物価指数(CPI)統計によると、民間道路輸送と住居費を除くコア指数は前年比0.8%上昇し、2021年6月の0.6%以来の低い伸びとなった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.5%上昇だった。

総合指数の上昇率は1.2%。エコノミスト予想は2.15%だった。

12月の総合指数は1.5%上昇に0.1ポイント下方修正された。

コア指数の伸びは23年初頭の5.5%をピークに低下し、昨年末にさらに緩和した。

OCBCのエコノミスト、セレナ・リン氏は、コアインフレ率が予想を下回ったことで、中央銀行が4月に金融政策をさらに緩和する可能性があると指摘。

「貿易摩擦が激化し、米国などの経済にとってはインフレ誘発の可能性があるが、シンガポールの輸入価格への影響は世界的な需要低迷によるディスインフレ作用で緩和される公算が大きい」と述べた。

ロイター
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