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TSMCのインテル投資、台湾経済相「情報受け取っていない」

2025年02月25日(火)11時46分

 2月25日、台湾の郭智輝経済部長(経済相)は25日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)による海外投資申請について、同省はいかなる情報も受け取っていないと述べた。写真はTSMCのロゴ。台湾の新竹市で昨年5月撮影(2025 ロイター/Ann Wang)

[台北 25日 ロイター] - 台湾の郭智輝経済部長(経済相)は25日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)による海外投資申請について、同省はいかなる情報も受け取っていないと述べた。米インテルや米国への投資の可能性について質問を受け、回答した。

米メディアは、TSMCがインテルに出資する可能性について交渉していると報じている。TSMC、インテルともに、この報道を確認していない。

台湾企業による大規模な海外投資は、当局の承認、特に経済部の投資審査委員会の承認が必要。

郭氏は台北で記者団に対し、市場のうわさにはコメントしないと述べ、TSMCから正式な「報告」を受けた場合にのみ「一定の議論」を行うと説明した。

「海外投資が絡んでいるため、投資委員会を通すことになる。今のところ、われわれはいかなる情報も受け取っていないので、この問題についてコメントするすべはない」とした。

トランプ米大統領は台湾が米国の半導体ビジネスを奪っていると繰り返し批判し、製造業の国内回帰を訴えている。

*発言内容などを追加しました。

ロイター
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