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原油先物続伸、米のイラン石油取引への新たな制裁で供給懸念

2025年02月25日(火)12時03分

 2月24日、原油先物相場は2日続伸した。米国がイランの石油産業を標的とする新たな制裁措置を発動したことで供給が引き締まるとの懸念が強まった。写真はメキシコのメキシコシティ にあるガソリンスタンドで12日撮影(2025 ロイター/Raquel Cunha)

Colleen Howe

[北京 25日 ロイター] - 原油先物相場は2日続伸した。米国がイランの石油産業を標的とする新たな制裁措置を発動したことで供給が引き締まるとの懸念が強まった。

0217GMT(日本時間午前11時17分)時点で、北海ブレント先物は0.38ドル(0.51%)上昇して1バレル=75.16ドル。米WTI先物は0.43ドル(0.61%)高の71.13ドルで推移している。

米財務省は24日、イランの石油産業を標的とする新たな制裁措置を発動したと発表した。アラブ首長国連邦(UAE)と香港の石油ブローカーや、インドと中国のタンカー運航事業者、イラン国営石油会社のトップ、イラン石油輸出ターミナル会社など30を超える個人や団体が対象となる。

ロイターの調査によると、イランは石油輸出国機構(OPEC)第3位の生産国で、1月の生産量は日量320万バレルだった。

ただし、需要見通しが不透明なため、原油先物の上昇は限定的となっている。

ロイター
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