韓国警察、拘束令状の執行妨害で尹大統領を立件

２月２１日、 韓国警察当局は、弾劾訴追された尹錫悦大統領（写真）が拘束令状の執行を妨害したとして、正式に立件を進めていると発表した。ソウルで１１日代表撮影（２０２５年　ロイター）

[ソウル ２１日 ロイター] - 韓国警察当局は２１日、弾劾訴追された尹錫悦大統領が拘束令状の執行を妨害したとして、正式に立件を進めていると発表した。

裁判所は昨年１２月３１日、戒厳令宣布を巡る内乱容疑で尹氏に対する拘束令状を発布した。

しかし、尹氏がこれに応じず、大統領警護庁が捜査当局を妨害したため、令状は１月１５日まで執行されなかった。

警察当局の広報官はテキストメッセージを通じ、１月３日ごろから特殊公務執行妨害の疑いで尹氏を捜査していると明らかにした。

尹氏の弁護団は２１日、特殊公務執行妨害での立件について今のところコメントを出していない。以前には、捜査が適切に行なわれていないとして、令状は無効だと主張していた。

尹大統領は、最終段階にある弾劾審判で罷免されれば不訴追特権がなくなることになる。