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トランプ氏、外交官の刷新指示 政権の政策課題実行へ

2025年02月13日(木)13時03分

 トランプ米大統領は12日、政権の外交政策課題を「忠実かつ効果的に実行」するため、外交官を刷新するようルビオ国務長官に指示する大統領令を出した。写真はルビオ長官。ドミニカ共和国のサントドミンゴで6日、代表撮影(2025年 ロイター)

[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、政権の外交政策課題を「忠実かつ効果的に実行」するため、外交官を刷新するようルビオ国務長官に指示する大統領令を出した。

米国の外交政策を自身の「米国第一主義」に合わせることが狙い。トランプ氏は「ディープ・ステート(闇の政府)を一掃」するため、自身に忠誠を誓わない官僚を解雇する方針を繰り返し示している。

大統領令によると、トランプ氏の政策課題を実行できなかった場合、職務上の懲戒処分の対象となり、解雇される恐れがある。

大統領令は「長官は、この政策を効果的に実行するため、愛国者の優れた労働力を維持する必要がある」とし「長官は大統領の外交政策課題を忠実かつ効果的に実行するため、関連法に従い、外交公務と外交行政を改革する」としている。

また、国務長官が「大統領の外交政策の忠実な実行に献身する労働力を確保」するため、採用・業績・評価・留任基準の改革を進めるとしている。

国務長官は外務職員研修所のプログラムを改訂することや、外交業務マニュアルの修正・差し替えを行うことが可能になる。

トランプ氏は就任直後に大半の対外援助の凍結を命令。米国際開発局(USAID)の職員は休職扱いとなっている。

ロイター
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