米国防長官「多様性こそ強さは最も愚かな表現」 職員への訓示で
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2月7日、ヘグセス米国防長官は国防総省職員に対する訓示で、これまで米軍内で推進されてきた多様性を目指す取り組みを改めて強く非難した(2025年 ロイター/Nathan Howard)
Phil Stewart
[ワシントン 7日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は7日の国防総省職員に対する訓示で、これまで米軍内で推進されてきた多様性を目指す取り組みを改めて強く非難した。
ヘグセス氏は「軍の歴史上、最も愚かなフレーズは『われわれの多様性こそ強さだ』であると思う」と語り、自身の任期中は誰でも公正に処遇するつもりだと付け加えた。
国防総省における多様性・公平性・包摂性(DEI)の推進について分断をもたらすと主張するヘグセス氏は、就任後すぐさまこれらの取り組みを廃止。「黒人歴史月間」など特定の人種や性別の権利を祝福する行事に関しても、戦友同士思いやる心を阻害し、作戦遂行を脅かすとして取りやめた。
ヘグセス氏は「われわれの強さは、経歴や成長環境、性別、人種にかかわらず、共通の目的にある」と強調した。
一方でヘグセス氏は、米軍のアフガニスタンにおける失敗やロシアのウクライナ侵攻、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃などによって、世界が認識する米国の強さが揺らぎ、国際情勢の不安定化リスクが増大しているとの見方を示した。
ヘグセス氏は「米国の強さが完全ではないとの認識に伴って混乱が起きている。だからわれわれは抑止力を再構築することを目指す」と述べた。
またヘグセス氏は、今週開催される北大西洋条約機構(NATO)国防相会合で他の加盟国に防衛費拡大と防衛産業基盤の強化を訴えると発言。2021年に米軍が混乱のうちにアフガン撤退に動いた経緯を検証し、説明する責任を果たしていくと約束した。
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