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イスラエル軍、警戒態勢引き上げ ハマスは人質解放を延期
2025年02月11日(火)06時33分
パレスチナのイスラム組織ハマスは、15日に予定していた人質の解放を延期する見通し。写真はイスラエルとガザの国境付近で9日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)
[カイロ/エルサレム 10日 ロイター] - イスラエル軍は10日、部隊の警戒態勢を引き上げ、南部司令部の戦力を増強すると発表した。
これに先立ち、パレスチナのイスラム組織ハマスは15日に予定していた人質の解放を延期すると発表。イスラエルがパレスチナ地区ガザの停戦合意に違反していると主張した。
ハマス軍事部門の報道官は、停戦合意が発効した1月19日以降、イスラエルはパレスチナ人のガザ北部への帰還を遅らせているほか、ガザ住民を軍の砲撃や銃撃の標的とし、同地区への救援物資の搬入も阻止していると主張。イスラエルが合意を順守しない限り、ハマスはこれ以上人質を解放しないと言明した。
これに対し、イスラエルのカッツ国防相はハマス側が停戦合意に違反したとし、軍にガザで最高レベルの態勢を整えるよう指示したと明らかにしていた。