米中首脳の電話会談巡り情報交錯、4日に実施されない可能性も

トランプ米大統領は4日、中国の習近平国家主席と電話会談を行う見通し。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による電話会談は4日に行われれない見通し。米当局者が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。
これに先立ち、ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は4日に電話会談が行われる見通しと述べていた。
ホワイトハウスのレビット報道官は同日、トランプ大統領と習国家主席との電話会談の日程調整が進められており、電話会談は「間もなく行われるだろう」としていた。
トランプ大統領は中国に対し10%の追加関税を課し、関税は4日に発動。中国はこれに対抗し、米国からの輸入品に2月10日から最大15%の追加関税を課すと発表した。
レビット報道官はトランプ大統領の対中関税について、「中国が過去4年間、前例にないほど合成麻薬フェンタニルを米国に流入させたことへの報復関税だ」とし、擁護した。