ニュース速報
ワールド

グリーンランド自治政府、米と防衛・資源協力へ 次期政権と対話の用意

2025年01月14日(火)08時59分

デンマーク領グリーンランド自治政府のムテ・エーエデ首相(写真)は13日、米国と防衛分野と鉱物資源探査などで緊密に協力する意向を示した。10日撮影(2025年 ロイター/Tom Little)

[コペンハーゲン 13日 ロイター] - デンマーク領グリーンランド自治政府のムテ・エーエデ首相は13日、防衛分野や鉱物資源探査などで米国と緊密に協力する意向を示した。 

米国のトランプ次期大統領は今月7日の記者会見で、グリーンランドを米領土の一角に取り込む意欲を改めて表明。軍事行動や経済措置を取る可能性を排除しなかった。    

エーエデ首相は記者会見で、自治政府は米国と協力する方法を模索しているとし、トランプ次期政権との対話を開始する準備があると語った。ただ、どのように進めるかはグリーンランドが決めると強調した。

グリーンランドに駐留する米軍の拡大に関する質問に対して「グリーンランドの独立はグリーンランドの問題だ。土地利用についても同様だ。いかなる合意もグリーンランドが決定する」と述べた。

首相は米国の関心に対する共同のアプローチを議論するため、グリーンランドの政党指導者らを首都ヌークに招集した。

トランプ氏の発言をきっかけにグリーンランドが注目を集める中、機会を冷静にとらえ、団結しなければならないとの考えを示した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏の和平構想検討の用意、ウの安全保障協議も

ワールド

ベトナムとロシア、原子力協定など調印 ロ首相がハノ

ビジネス

中国スワップ金利の長短逆転、短期的な利下げ観測後退

ビジネス

中国人民銀幹部、利回り低下する国債のリスクに警告
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 5
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 6
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命を…
  • 9
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 10
    アルミ缶収集だけではない...ホームレスの仕事・生き…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 7
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 8
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中