サハリン2はエネルギー安保上重要、供給確保支障ないよう万全=官房長官
11月22日、林芳正官房長官(写真)は閣議後会見で、米国が打ち出したロシア金融機関への新たな制裁が、日本企業の出資する石油・天然ガス開発事業「サハリン2」関連の取引には適用されず影響は生じないとした上で、サハリン2は「日本のエネルギーの安全保障上重要なもので、日本への供給量の安定的な確保に支障をきたさないよう万全を期す」と述べた。写真は都内で昨年12月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)
Atsuko Aoyama
[東京 22日 ロイター] - 林芳正官房長官は22日の閣議後会見で、米国が打ち出したロシア金融機関への新たな制裁が、日本企業の出資する石油・天然ガス開発事業「サハリン2」関連の取引には適用されず影響は生じないとした上で、サハリン2は「日本のエネルギーの安全保障上重要なもので、日本への供給量の安定的な確保に支障をきたさないよう万全を期す」と述べた。
米財務省は21日、ロシア国営天然ガス企業ガスプロム系列の銀行ガスプロムバンクに対して新たな制裁を科したと発表。今回の制裁により、ガスプロムバンクは米国の金融システムを利用するエネルギー関連取引が一切できなくなり、米国人との取引は禁じられ、米国資産は凍結される。