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三菱UFJ銀、貸金庫担当の元行員が十数億円の顧客資産窃取
2024年11月22日(金)16時52分
11月22日、三菱UFJ銀行は22日、元行員が貸金庫から顧客の資産を窃取する事案が発生したと発表した。写真は同行の看板。2018年4月、都内で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 22日 ロイター] - 三菱UFJ銀行は22日、元行員が貸金庫から顧客の資産を窃取する事案が発生したと発表した。被害が確認されたのは練馬・玉川支店で、調査は継続中だが、懲戒解雇した元行員の供述に基づく被害総額は時価で十数億円程度に達するという。期間は今年10月までの約4年半。
元行員は支店の貸金庫の管理責任を担う立場にあった。同行では「ビジネスの根幹を揺るがす事案」と受け止め、全容解明に向けた調査を実施し、未然防止できなかった原因の究明を進めるとしている。
銀行の貸金庫は有料のサービスで、一般的にはセキュリティーが高く、プライバシーが守られるとされており、貴金属類や有価証券、契約書類などを預けることができる。