ロシア、ウクライナ全土攻撃 1人死亡・30人超負傷
ロシアは8日にかけて一晩で、ウクライナ全土に大量のドローン(無人機)とミサイルによる攻撃を実施し、民間人1人が死亡、30人以上が負傷した。ヘルソンで撮影。撮影(2024年 ロイター/Ivan Antypenko)
[キーウ(キエフ) 8日 ロイター] - ロシアは8日にかけて一晩で、ウクライナ全土に大量のドローン(無人機)とミサイルによる攻撃を実施し、民間人1人が死亡、30人以上が負傷した。ウクライナ当局が8日明らかにした。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍はウクライナの12地域に92機のドローンと5発のミサイルを発射。うちドローン62機のとミサイル4発が撃墜された。26機のドローンの行方はつかめておらず、電子的に阻止されたとものとみられる。
ウクライナ内務省によると、南部の都市オデーサ(オデッサ)では1人が死亡、9人が負傷した。民間インフラや住宅も損壊したという。
首都キーウではドローン攻撃で4人が負傷し、少なくとも6軒の家屋と数台の車が損傷。北東部のハリコフ市はロシアの誘導爆弾による攻撃を受け、少なくとも25人が負傷した。同州のシネグボフ知事が明らかにした。
ウクライナ当局は、全面侵攻開始から1000日目が近づく中、ロシアは東部への進軍を続けることで、ウクライナの防衛を手薄にし、民間人の士気を低下させようとしているとの見方を示した。