インドネシア、南シナ海で中国公船を追い払ったと発表 今週2回目
Stanley Widianto
[ジャカルタ 24日 ロイター] - インドネシア海上保安機構(バカムラ)は24日、南シナ海で国営エネルギー会社による調査を妨害した中国海警局船をインドネシア領海から再び追い払ったと発表した。
発生現場は中国の海南島から約1500キロ離れたインドネシアのナトゥナ諸島沖。正確な場所は今のところはっきりしていない。
バカムラによると、中国船は21日、この海域は中国の管轄内だと主張。24日に戻ってきて、また追い払われたという。
中国外務省の林剣報道官は24日、海警局は「国際法と国内法にのっとって、中国の管轄海域で定期的な巡航」を行っていると説明。インドネシアとの協議を強化し、両国間の海洋問題を適切に処理したいと述べた。
24日の対立はインドネシアのシャフリ新国防相がジャカルタで中国大使と会談していた際に起こった。
国防省の発表文によると、シャフリ氏は共同演習を含む中国との防衛協力強化を期待。今週起きた一連の出来事には触れられていない。