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ドイツ刃物襲撃事件、首相が強制送還の強化表明
2024年08月26日(月)19時47分
ドイツのショルツ首相(写真中央)は26日、週末に3人が刺殺された西部ゾーリンゲンを訪れ、在留資格のない難民の強制送還を強化する方針を示した。事件現場で州首相や市長とともに献花するショルツ氏、26日撮影。(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)
[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は26日、週末に3人が刺殺された西部ゾーリンゲンを訪れ、在留資格のない難民の強制送還を強化する方針を示した。
ゾーリンゲンでは23日、フェスティバルの最中に刃物による襲撃事件が発生。少なくとも3人が死亡、数人が負傷した。容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS)のシリア出身メンバーとみられている。
ショルツ氏は「ドイツに留まることができない人々を確実に国外に退去させるため、できる限りのことをしなければならない」と発言。難民申請は最初に到着した国で行うとする欧州連合(EU)の「ダブリン規則」に言及した。
ドイツのメディアによると、当局は昨年、今回の事件の容疑者である26歳のシリア人の男をブルガリアに強制送還しようとしたが、男が難民収容施設にいなかったため、送還できなかった。