ロシア中銀、1%追加利上げ 政策金利19%に
ロシア中央銀行は13日、政策金利を100ベーシスポイント引き上げ、19%とした。インフレ抑制に向けさらなる金融引き締めが必要との見解を示した。 写真はモスクワにある中銀本部、昨年8月撮影(2024年 ロイター/Shamil Zhumatov)
[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア中央銀行は13日、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ、19%とした。インフレ抑制に向けさらなる金融引き締めが必要との見解を示した。
ロイターのエコノミスト調査では、景気冷え込みの兆しが見られる中、金利据え置きが予想されていた。
だが、12日に発表された8月のインフレ率は9.05%と、前月の9.13%から若干の低下にとどまり、中銀はインフレリスクがまだあると述べた。
中銀は「全体としてインフレ期待は依然高水準にある。これはインフレの持続的な慣性を補強している」と指摘した。
中銀の計算によると、8月の季節調整済みコアインフレ率は7.7%と、7月の6.1%から加速した。
最新のマクロ経済予測では、通年のインフレ率は7.3%で、中銀目標である4%を大きく上回っている。
中銀は以前、インフレ率は7月にピークを迎え、年末に向けて徐々に低下すると予想していた。