ニュース速報
ワールド

EU裁判所、欧州委の透明性欠如を批判 コロナワクチン契約巡り

2024年07月18日(木)12時09分

 7月17日、欧州連合(EU)の裁判所は、4年前の新型コロナウイルスワクチン契約を巡ってEUの執行機関に当たる欧州委員会に透明性が欠如していると批判した。写真はフォンデアライエン欧州委員長。ベルギーのブリュッセルで2020年9月撮影(2024 ロイター/Yves Herman)

Foo Yun Chee Bart H. Meijer

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)の裁判所は17日、4年前の新型コロナウイルスワクチン契約を巡ってEUの執行機関に当たる欧州委員会に透明性が欠如していると批判した。

一部の欧州議会議員は、欧州委の数十億ユーロに上る契約を巡る対応、特に契約の一つに関してフォンデアライエン欧州委員長と製薬会社ファイザートップとの間で交わされたテキストメッセージを開示しなかったことを強く批判している。欧州委はフォンデアライエン氏がメッセージを保管していなかったとしている。

議員団はルクセンブルクにある一般裁判所に提訴。判事はこの日、「欧州委はワクチン購入契約書を十分に広く一般に公開しなかった」として、議員団の訴えを支持した。

欧州委は裁判所の判断を検討すると表明。同委は欧州司法裁判所(最高裁に相当)に上訴することができる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

政府・日銀、市場安定へ国際社会と連携 変動大きく「

ビジネス

英30年債利回りが98年以来の高水準、年内利下げ予

ワールド

アジアの輸入業者、米国産農産物を敬遠 中国船規制案

ビジネス

世界のIPO、3月は前年比5%減の89億ドル=LS
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    【クイズ】ペットとして、日本で1番人気の「犬種」はどれ?
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    これが中国の「スパイ船」...オーストラリア沖に出現…
  • 6
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 7
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    毛が「紫色」に染まった子犬...救出後に明かされたあ…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 9
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 10
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 5
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中