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UAE、2カ所目の原発建設を検討 国内需要増に対応=関係筋
2024年07月18日(木)10時07分
7月17日、アラブ首長国連邦(UAE)は、国内の電力需要増に対応するため、2カ所目となる原子力発電所の建設を検討している。政府関係者がロイターに明らかにした。写真は2010年3月、アブダビ近郊で撮影(2024年 ロイター/Jumana ElHeloueh)
Alexander Cornwell
[アブダビ 17日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)は、国内の電力需要増に対応するため、2カ所目となる原子力発電所の建設を検討している。政府関係者がロイターに明らかにした。
検討中の発電所建設事業は数百億ドルに上るとみられる。
UAE政府は、人口増加と工業部門の拡大により、今後10年間に電力消費は大幅に増加すると見込む。政府関係者によると、2カ所目となる原発建設の予算はまだ確保しておらず、発電規模や建設場所も決まっていないが、年内に入札を実施する可能性がある。
UAEでは、一つ目の原発となるバカラ発電所が2019年に商用運転を開始。原子炉4基を備え、1基当たりの発電容量は1400メガワット(MW)。新設する原発には2基ないし4基の原子炉が必要になるという。