北朝鮮の金氏、都市開発計画巡り高官ら処分 「無責任」と叱責
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(写真)は、北部の都市開発プロジェクトでの「無責任」な対応を巡り、複数の高官を停職・降格処分にした。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が14日に報じた。写真は北朝鮮の平壌で6月撮影。KCNA提供(2024年 ロイター)
Hyonhee Shin
[ソウル 14日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、北部の都市開発プロジェクトでの「無責任」な対応を巡り、複数の高官を停職・降格処分にした。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が14日に報じた。
金氏は新しいアパートやホテル、スキーリゾート、商業・文化・医療施設を建設している両江道三池淵市を訪問した際、建設業者のこれまでの功績を称える一方、高官らの無責任さがずさんな建設工事や財政的損失など一連の重大な逸脱を引き起こしたと指摘した。
李順哲国家建設監督相を名指しで「愚か者」と罵倒し、昨年12月以降一度も現場を訪れていないとして停職処分にし、正式な調査を要請した。
また、プロジェクトの建設指揮部門検査委員会のメンバー全員を活動停止とし、党中央委員会の組織指導部の副部長を降格させたほか、副首相らの職務怠慢について再調査すると表明した。