スペイン首相、ガザ危機解決に国際和平会議を提案 イスラエル訪問

スペインのサンチェス首相は23日、訪問先のエルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争解決に向けた国際和平会議の開催を提案した。エルサレムで撮影。提供画像(2023年 ロイター)
[マドリード 23日 ロイター] - スペインのサンチェス首相は23日、訪問先のエルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争解決に向けた国際和平会議の開催を提案した。
サンチェス首相はネタニヤフ首相との会談後「これまで以上に真剣、かつ信頼できる和平を取り戻す必要がある。政治的解決がなければ、終わりのない暴力の連鎖に陥る」とし、早期の国際和平会議開催を提案したと表明。欧州連合(EU)、アラブ連盟、イスラム協力機構(OIC)が開催に賛同していると述べた。
その上で「和平とは、ヨルダン川西岸、ガザ地区、東エルサレムを含む実行可能なパレスチナ国家を、国連決議に従って樹立することを意味する」と述べた。
サンチェス首相はイスラエルのヘルツォグ大統領とも会談。23日中にパレスチナ自治政府のアッバス議長とラマラで会談した後、エジプトを訪問する。
スペインは現在、輪番制の欧州連合(EU)議長国。サンチェス首相は次期EU議長国のベルギーのデクロー首相と共に訪問している。