ドルの配分、過剰からより自然な水準へ=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は4月23日、最近の資産ポートフォリオにおけるドル離れの動きは、ドル資産の過剰配分からユーロを含む他通貨のより自然な配分への移行を反映している可能性があるとの見方を示した。2024年6月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Anna Gordon)
[ワシントン 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事は23日、最近の資産ポートフォリオにおけるドル離れの動きは、ドル資産の過剰配分からユーロを含む他通貨のより自然な配分への移行を反映している可能性があるとの見方を示した。
国際金融協会(IIF)のパネルディスカッションで、トランプ米大統領の当選後、米資産は「完璧に価格設定されていた」と発言。最近の米国債からの資金流出は、「落ち着くか、より深い再考を促すか」のいずれかとなる可能性のある資産再配分とみることが可能だと付け加えた。
一方で、いずれにせよほとんどのポートフォリオでドルはユーロをはるかに上回るウエートを維持し続けると述べた。