BNPパリバ、アクサ資産運用部門買収巡るリターン見通しを下げ

4月14日、フランスの銀行最大手BNPパリバは51億ユーロ(58億ドル)で買収合意したアクサの資産運用部門に関する投下資本利益率見通しについて、3年目には14%以上になるとの見通しを示し、従来の18%から下方修正した。写真はBNPパリバのロゴ。昨年10月、ワルシャワで撮影(2025年 ロイター/Kacper Pempel)
Mathieu Rosemain
[パリ 14日 ロイター] - フランスの銀行最大手BNPパリバは14日、51億ユーロ(58億ドル)で買収合意したアクサの資産運用部門に関する投下資本利益率見通しについて、3年目には14%以上になるとの見通しを示し、従来の18%から下方修正した。
4年目には20%以上のリターンが見込まれるという。
欧州中央銀行(ECB)が資本の扱いに関するガイダンスを更新したことを受けたもの。この結果、BNPの普通株式等Tier1(CET1)比率は35ベーシスポイント(bp)の打撃を受けることになる。この幅は当初25bpと見込まれていた。
BNPは自社株買いと配当計画に変更はないと発表した。