再送-黒海安保、トルコで15─16日に4カ国会合 ゼレンスキー氏「停戦後を協議」

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、英仏に加え、ウクライナとトルコの代表が15─16日にトルコで会合を開き、黒海での船舶の安全航行の確保などについて協議すると明らかにした。2023年7月、トルコのイスタンブールで撮影(2025年 ロイター/Umit Bektas)
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[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、英仏に加え、ウクライナとトルコの代表が15─16日にトルコで会合を開き、黒海での船舶の安全航行の確保などについて協議すると明らかにした。
ゼレンスキー氏はこの日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と共に黒海に面するウクライナ南部オデーサを訪問。トルコでの会合は「黒海の安全保障に関する軍事会合」と位置付け、停戦後のウクライナを守る英仏主導の有志国連合の適切な措置などが協議されると述べた。
現時点でこの会合がすでに始まっているかは明らかになっていないが、ゼレンスキー氏は「こうした協議はこれまでも、さまざまな形式で数多く実施されてきた」と指摘。黒海を経由するウクライナ産穀物の輸出のための2022年の合意にトルコが主要な役割を果たしたことに言及し、「トルコが将来的な海上の安全保障に重要な役割を果たせると考えている」と語った。
ゼレンスキー氏は、こうした協議は「戦争を終わらせることではなく、停戦実現後の安全保障に関するもの」と言及。これに先立ちトルコ国防省は13日、ウクライナとロシアの間で停戦合意が成立した場合に備え、トルコと各国の軍代表が15─16日に黒海の安全保障について協議すると明らかにしていた。ただ出席国は明らかにしていなかった。