ニュース速報
ビジネス
英運用オービス、ウエルシアとの統合に反対 ツルハを過小評価
2025年04月14日(月)09時43分
Ritsuko Shimizu
[東京 14日 ロイター] - 英運用会社のオービス・インベストメンツは、ツルハホールディングスとウエルシアホールディングスの経営統合案に対して、ツルハの企業価値を過小評価しているとし、反対すると発表した。イオンによる統合会社の子会社化にも反対している。
オービスは、ツルハがウエルシアよりも収益性が高いこと、バランスシートが健全であると指摘。これが統合比率に十分に反映されていないとしている。
また、イオンが香港のオアシス・マネジメントからツルハ株を1株1万5500円で買い取ったことから、イオンによる株式公開買い付け(TOB)価格(1株1万1400円)についても、これを上回る価格で実施すべきと指摘している。
オービスはツルハの発行済み株式数の9.7%を保有している。
両社の経営統合は、5月26日に予定されているツルハの株主総会で議決権の3分の2以上の賛成が必要となる。