米バークシャーの円債が条件決定、総額900億円は過去最少

4月11日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(写真)率いるバークシャー・ハサウェイは、年限3年から30年までの6本立てのグローバル円債を条件決定した。2024年5月、ネブラスカ州のオマハで撮影(2025年 ロイター/Scott Morgan)
Miho Uranaka
[東京 11日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは11日、年限3年から30年までの6本立てのグローバル円債を条件決定した。総額900億円となる。ロイターがタームシートで確認した。トランプ米政権の関税政策を受けて起債環境が急変する中、過去最少の起債となった。
バークシャーが昨年10月に発行した前回の円建て社債では、計2818億円を起債していた。
相互関税を受けた世界的な金融市場の混乱の中、長期金利が急低下するなど債券市場でもボラティリティーの高まりから調達コストが上昇。市場の不安定さを理由に、アサヒグループホールディングスや日清食品ホールディングスなどの企業は起債の延期を決めている。