高度な技術力や産業基盤流出は国益損なう＝芝浦電子ＴＯＢでミネベアミツミＣＥＯ

Ritsuko Shimizu

［東京　１０日　ロイター］ - ミネベアミツミの貝沼由久・最高経営責任者（ＣＥＯ）は１０日、芝浦電子への株式公開買い付け（ＴＯＢ）について「高度な技術力や産業基盤が海外に流出することは国益を損なう」と述べた。

また、ミネベアミツミのＴＯＢは、６社・９．４５％（所有割合）から応募契約を受けていることも明らかにした。

ミネベアミツミは１０日、芝浦電子に対し１株４５００円でＴＯＢを実施すると発表した。買付予定数は約１５００万株で、買収金額は６７５億円超となる。芝浦電子は台湾のヤゲオコーポレーションからＴＯＢ提案を受けており、対抗提案となる。