アックマン氏のパーシング、年初来の運用成績マイナス14%

4月9日、米著名投資家ビル・アックマン氏(写真)が率いるパーシング・スクエア・ホールディングスは運用成績が年初から約14%のマイナスになっていると明らかにした。2017年5月撮影(2025年 ロイター/Richard Brian)
Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米著名投資家ビル・アックマン氏が率いるパーシング・スクエア・ホールディングスは9日、運用成績が年初から約14%のマイナスになっていると明らかにした。
損失は主に先週発生した。トランプ米大統領がほぼ全ての貿易相手国に高水準の「相互関税」を課す方針を示したことを受けて、金融市場が世界的に急落したことが打撃となった。
第1・四半期は1.2%のマイナスにとどまっていた。
トランプ氏は9日、相互関税の一部を90日停止すると発表し、S&P500指数が9%以上上昇したが、今回のパーシング・スクエアの報告には反映されていない。
アックマン氏のポートフォリオは、投資の動向を知る上で業界で注目されている。