マイクロソフトが創立50周年イベント、AI事業強化打ち出す

米マイクロソフトが4月4日、創立50周年を記念するイベントをワシントン州レッドモンドの本社で開催した。これまでの栄光の日々を振り返るとともに、今後は人工知能(AI)事業を強化する方針を打ち出した(2025年 ロイター/Jeffrey Dastin)
[レッドモンド(米ワシントン州) 4日 ロイター] - 米マイクロソフトが4日、創立50周年を記念するイベントをワシントン州レッドモンドの本社で開催した。これまでの栄光の日々を振り返るとともに、今後は人工知能(AI)事業を強化する方針を打ち出した。
マイクロソフトの消費者部門最高マーケティング責任者、ユスフ・メディはインタビューで、同社のAIアシスタント「コパイロット」に一連の新たな機能を追加していると説明。消費者向けのコパイロットは、関連する個人情報の記憶や、誕生日の通知、プレゼンテーション準備の支援、ポッドキャストの生成、買い物の支援などができるようになると話した。
メディ氏は、コパイロットの活用により消費者は「自由になる」と強調した。
イベントでは、創業者のビル・ゲイツ氏や元最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バルマー氏らも登壇。サティア・ナデラCEOは、同社は単に過去50年間を祝福しているのではなく、将来を創出しているのだと強調した。
ただAI分野では、オープンAIといった新興企業やアルファベットなどが先行している。メディ氏は「われわれは道のりの半ばにいる」と語った。