カナダ、3月純雇用者数は3年超ぶりの減少 関税巡る不確実性で
Promit Mukherjee
[オタワ 4日 ロイター] - カナダ統計局が4日発表した3月の純雇用者数は前月比3万2600人減少し、3年余りぶりの減少となった。失業率は6.7%。前月は6.6%だった。関税措置を巡る不確実性を背景に、企業による雇用の一時停止や人員削減が進んでいることが影響した。
ロイターがまとめた市場予想では、純雇用者数は1万人増、失業率は6.7%だった。
失業率の上昇は昨年11月以来初めて。3月の失業者総数は150万人と、前月比3万6000人増、前年比では16万7000人増となった。
米トランプ政権は3月、貿易相手国に対する25%の鉄鋼・アルミニウム関税を発効させたほか、今月2日には相互関税を課すと発表した。
アナリストらは、こうした相互関税とそれに対する報復措置は世界経済に大きな打撃を与え、多くの国を不況に陥れる結果になると予想している。
CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、アンドリュー・グランサム氏は「カナダの労働市場の歯車が狂い始めている可能性がある」との見方を示した。