日経平均は大幅反落、一時1600円超安 米相互関税を嫌気

4月3日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比989円94銭安の3万4735円93銭と、大幅に反落して取引を終えた。都内の株価ボード前で同日撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Hiroko Hamada
[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比989円94銭安の3万4735円93銭と、大幅に反落して取引を終えた。米相互関税で日本の関税率が24%と想定以上に厳しい結果となったとの受け止めが広がった。朝方、一時1600円超値下がりする場面もあった。ただ、日本株は既に調整が進んでいたため、売り一巡後は下げ幅を縮小した。
朝方から先物にまとまった売りが観測され、日経平均は、前場序盤に1623円安の3万4102円まで下落した。トランプ米大統領は日本時間の早朝、米国に高い関税率を課す国・地域に同水準の関税を適用する「相互関税」をかけると発表。国・地域別の関税率は日本が24%、中国が34%、英国が10%、欧州連合(EU)が20%などとした。
世界景気への懸念で下げが加速したが、売りが一巡した後は下げ幅を縮めた。後場は小動きとなり、大引けにかけてはやや値を戻した。
セクター別では銀行の下げが大きく、「世界経済の不透明感から日銀の利上げ観測が後退し、銀行株の売りが強まった」(外資証券・アナリスト)との声が聞かれた。
日本の関税率に対しては「事前にコンセンサスが形成されていたわけではないが、厳しい内容で、リスクオフ的な売り圧力が強まった」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー、浪岡宏氏)との声が聞かれた。ただ、「今後の交渉次第では関税が緩和される可能性もあり、株価は次第に戻りを試すのではないか」(浪岡氏)という。
一方、物色動向については「関税の影響が全くないとは言い切れないが、比較的影響が少ない内需関連は買われやすい」(国内証券・ストラテジスト)との見方もあった。
TOPIXは3.08%安の2568.61ポイントで取引を終了。プライム市場指数は3.09%安の1321.97ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆9136億7700万円だった。東証33業種では、陸運、医薬品以外の31業種が値下がり。銀行、海運、証券、商品先物取引などの下げが目立った。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.31%安の626.75ポイントと、6日続落した。
個別では、みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループが大幅安。地銀株も軟調で名古屋銀行、北洋銀行が8%超安だった。
前日に家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継となる「ニンテンドースイッチ2」を2025年6月5日に発売すると発表した任天堂は3%超安。後場に自社株買いや増配など株主還元策を発表した三菱商事は1%超高だった。
主力のトヨタ自動車は5%超安、指数寄与度の大きいファーストリテイリングは1%超安だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり169銘柄(10%)に対し、値下がりが1448銘柄(88%)、変わらずが20銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 34735.93 -989.94 35041.67 34,102.00─35
,044.73
TOPIX 2568.61 -81.68 2599.70 2,536.08─2,6
00.20
プライム市場指数 1321.97 -42.09 1338.11 1,305.81─1,3
38.22
スタンダード市場指数 1234.34 -24.22 1238.48 1,224.96─1,2
39.72
グロース市場指数 805.31 -12.01 800.50 787.12─815.1
0
グロース250指数 626.75 -8.32 621.85 610.90─634.9
1
東証出来高(万株) 271254 東証売買代金(億円) 59136.77