国外初の中国グリーン債発行に強い需要、60億元に応募約8倍

4月2日、中国は国外で初となる人民元建てグリーン債をロンドンで発行し、強い需要が見られた。写真は中国旗と英国旗。代表撮影(2025年 ロイター)
Marc Jones Scott Murdoch
[ロンドン/シドニー 2日 ロイター] - 中国は2日、国外で初となる人民元建てグリーン債をロンドンで発行し、強い需要が見られた。投資家は、米国が気候変動に関する公約から後退する中、債券市場に歓迎すべき兆候だと述べた。
60億元(8億2500万ドル)という控えめな発行規模になったが、銀行関係者によると、3年と5年のグリーン債2本に対する需要は470億元に上ったという。
利率は当初2.3%に設定されていた3年債が1.88%に、2.35%だった5年債が1.93%に低下した。
グリーン債は、気候変動への取り組みのほか、持続可能な経済発展に必要な投資資金の提供を目的としている。
中国財務省の高官2人が2日、ロンドンで投資家と会談し、資金が使われる可能性のある事業の概要として、電気自動車(EV)の充電設備や水力発電プロジェクトなどを説明した。
投資会社ナインティ・ワンのニコラス・ジャキエ氏は「米国が気候変動問題への関与から手を引きつつある今、これは比較的強力なシグナルだ」とし、「大国が気候変動資金に真剣に取り組んでいることを示すもので、他の小規模新興市場にも良い兆候」と述べた。
ムーディーズによると、昨年末までに中国企業が発行したグリーン債は約4100億ドルに上る。