ルーシッド、1─3月納車台数が前年比58%増 リビアンは36%減

米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループが2日発表した第1・四半期の納車台数は前年同期の1967台から58%増の3109台となった。写真は、同社の工場。2024年6月、米イリノイ州ノーマルで撮影(2025年 ロイター/Joel Angel Juarez)
Zaheer Kachwala
[2日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループが2日発表した第1・四半期の納車台数は前年同期の1967台から58%増の3109台となった。高級EVの堅調な需要に支えられた。
ルーシッドは高金利の中、顧客をより安価なハイブリッド車から引き離すために価格を引き下げるとともに、低金利融資などのインセンティブを提供している。
第1・四半期の生産台数は前年同期比28%増の2212台となり、さらに最終組み立てに向けサウジアラビアに輸送中の車両600台強が追加された。
一方、同業のリビアン・オートモーティブが同日発表した第1・四半期納車台数は前年同期の1万3588台から36%減の8640台だった。経済・政治状況が不透明な中、顧客がより安価なハイブリッド車やガソリン車を選んでいるため、需要低迷に苦しんでいる。
カンター・フィッツジェラルドのシニアエクイティアナリスト、アンドレス・シェパード氏は「現時点でこのセクターの人気は落ちているといえるだろう。中長期的に見れば、EVの普及はなお不可避なため、こうした企業が増産を続けるには時間がかかりそうだ」と指摘した。
リビアンのクレア・マクドノー最高財務責任者(CFO)は2月、ロサンゼルスで発生した山火事の影響もあり、需要が軟調なため今年の納車台数は減少するとの見通しを示した。
トランプ大統領の関税政策がインフレを加速させ、自動車価格を上昇させると予想されることから、消費者が大きな買い物に踏み切れないようになり需要はさらに圧迫される恐れがある。