BHP、豪鉄鉱石・石炭部門の分離を検討

上場資源企業で世界最大手となっているオーストラリアのBHPグループが、中期的な成長戦略の一環としてオーストラリアの鉄鉱石、石炭の両部門を分離することを検討している。写真は、同社本社の周辺。3月24日、オーストラリアのメルボルンで撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[メルボルン 2日 ロイター] - 上場資源企業で世界最大手となっているオーストラリアのBHPグループが、中期的な成長戦略の一環としてオーストラリアの鉄鉱石、石炭の両部門を分離することを検討している。事情に詳しい3人の情報筋がロイターに明らかにした。
将来性があるコモディティー(商品)のカリと銅に重点を置く計画の一環となる。BHPが2015年に非中核事業を分離、売却した「サウス32」の手続きと同じように、鉄鉱石と石炭の両部門についてもオーストラリアの株式市場で上場する可能性が最も高いと2人の情報筋が指摘した。
2人の情報筋は、BHPが事業のグリーン化を強力に推進し、結局は断念した2023―24年の英資源大手アングロ・アメリカンの買収に向けた準備の中で鉄鉱石、石炭両部門の分離が検討されるようになったと説明した。
BHPはコメントを拒否した。
BHPの鉄鉱石事業の利益は全体の約60%を占めており、オーストラリアで半世紀超にわたって採掘してきた。一方、石炭と鉄鉱石の両部門を分離すれば、BHPの二酸化炭素(CO2)排出量の大部分がなくなる。
他方でBHPは南オーストラリア州に保有している銅関連の施設を維持し、エネルギー転換に必要な金属を供給する主要企業となる戦略を立てている。