中国、株式市場の偽情報対策を強化 AI利用で拡散しやすく

中国政府系の中国証券報は15日、同国の証券監督当局が警察およびサイバースペース規制当局と協力し、株式市場における偽情報の取り締まりを強化すると報じた。写真は2月24日、香港で撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
上海 3月15日((ロイター) - 中国政府系の中国証券報は15日、同国の証券監督当局が警察およびサイバースペース規制当局と協力し、株式市場における偽情報の取り締まりを強化すると報じた。人工知能(AI)により偽情報の生成、拡散が容易になっている状況に対処する。
証券報は、当局が「早期に厳しく取り締まり、問題の核心を突く」とした。中国証券監督管理委員会(CSRC、証監会)は、株式市場でうわさが流れた場合に事実を説明する文書を出すなど能動的な対策を採るほか、投資家教育を強化するという。
上海証券報も同日、AIが偽情報を拡散して投資家をだましたり株価を操作したりする新たな手段になっていると報じた。
中国発の生成AI「ディープシーク」の登場を機に、同国では個人投資家とファンドマネジャーが企業評価や投資判断にAIを取り入れるようになっているが、AIが生成した偽情報によるリスクも浮上している。