米自動運転新興AVライド、現代自とロボタクシー事業拡大で提携

自動運転技術を手がける米新興企業AVライドは、韓国の現代自動車と自動運転タクシー(ロボタクシー)の事業拡大で提携し、自動運転車の共同開発・運行に関する契約に調印した。写真は現代のアイオニック5。シンガポールで24年6月撮影。(2025年 ロイター/Edgar Su/File Photo)
[5日 ロイター] - 自動運転技術を手がける米新興企業AVライドは、韓国の現代自動車と自動運転タクシー(ロボタクシー)の事業拡大で提携し、自動運転車の共同開発・運行に関する契約に調印した。両社が5日、発表した。
テキサス州を本拠とするAVライドは新市場への参入や自社の自動運転システムの強化を狙っている。年内に現代の電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「IONIC(アイオニック)5」を100台導入し、2026年はさらに拡大する。
AVライドによると、アイオニック5はテキサス州ダラスで米配車サービス大手ウーバーのロボタクシーサービスで使用される。現代のジョージア州メタプラント工場で生産した車両に、AVライドの自動運転技術一式を搭載する。
両社は提携の一環として、ロボタクシー車両を開発してAVライドのロボットを使用した自動配送サービスで協力できるかどうかも模索する。
AVライドはロシアのインターネット検索大手ヤンデックスの自動運転部門に属していたが、昨年、企業再編に伴い、ヤンデックスから分離した。