機関投資家の日本市場に対する関心高まっている=大和証券G幹部

大和証券グループ本社が4日開催した内外投資家向けコンファレンスで、株式やリサーチを統括する川合亮執行役員は、機関投資家の日本市場に対する関心はますます高まっており、市場全体に関心が強かった昨年と比較してより個別企業への注目が増していると述べた。写真は、同社ロビーのロゴ。2012年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Yuriko Nakao)
Miho Uranaka
[東京 4日 ロイター] - 大和証券グループ本社が4日開催した内外投資家向けコンファレンスで、株式やリサーチを統括する川合亮執行役員は、機関投資家の日本市場に対する関心はますます高まっており、市場全体に関心が強かった昨年と比較してより個別企業への注目が増していると述べた。
2006年にはじまった同コンファレンスは今回で18回目を迎えた。日経平均が高値を更新した昨年と異なり、今年は足元でトランプ関税などを受けて振れ幅が大きくなる中での開催となったが、5日間の参加予定投資家は延べ2500人に上り、海外から参加する投資家の数は過去最高を更新するという。地域別ではアジア、米国、欧州の順に多い。
川合氏は、トランプ関税が発動したが、ある程度予想されており投資家の様子は落ち着いているとして、「実態をオーバーシュートすることは考えづらい」との見方を示した。投資家の関心の高いセクターとしては、半導体やテクノロジー、「金利ある世界」の到来により銀行への関心も強まっていると指摘した。