セブン&アイ、クシュタールの提案含め全ての選択肢を精査・検討

3月4日、セブン&アイ・ホールディングスはカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を拒否するとの一部報道について「そのような事実はない」とのコメントを発表した。写真はセブン&アイ・ホールディングスのロゴ。2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Ritsuko Shimizu
[東京 4日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは4日、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を拒否するとの一部報道について「そのような事実はない」とのコメントを発表した。
セブン&アイは、株主の価値実現のために「クシュタールからの提案を含め、全ての戦略的選択肢を精査・検討していく」としている。
社外取締役で構成する特別委員会は、クシュタールによる買収時に生じる「米国での競争法上の深刻な課題」に対処し得る実行可能な案を実現できるかを確認するため「クシュタールと建設的に協議を続けている」とした。
読売新聞は4日、セブン&アイがクシュタールからの買収提案を受け入れず、自力での企業価値向上を目指す方針を固めたと報じた。