リーブス英財務相「米英間の貿易妨げられず」 トランプ関税下でも

英国のリーブス財務相は２６日、米英間の貿易や投資が妨げられることはないと確信しているとの見方を示した。写真は２０２４年１０月、英ロンドンで撮影（２０２５年　ロイター/Maja Smiejkowska）

［ケープタウン　２６日　ロイター］ - 英国のリーブス財務相は２６日、米英間の貿易や投資が妨げられることはないと確信しているとの見方を示した。トランプ米大統領は米国輸出の障壁とみなすものには報復を課すと警告している。

リーブス氏は、南アフリカで開催された２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議の合間に行われたロイターとのインタビューで、第１次トランプ政権時には米英間の貿易と投資の流れは増加したとした上で、「私は再び同じことが起こると確信している」と言明した。

英国は米国にとって第５位の貿易相手国。米経済分析局（ＢＥＡ）によると、２０２３年の英米間の財（モノ）およびサービスの輸出入の合計額は３１７０億ドルに上る。

スターマー英首相は２７日にワシントンでトランプ大統領との会談を控えており、貿易関税のリスクが議題の一つに挙がるとみられる。