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セブン&アイMBO断念と報道、伊藤忠が出資見送り カナダ社なお意欲

2025年02月27日(木)07時47分

 2月27日、 セブン&アイ・ホールディングスが創業家から提案されていたMBO(経営陣が参加する買収)の実現が困難になってきた。写真は同社のロゴ。11日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 27日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスが創業家から提案されていたMBO(経営陣が参加する買収)の実現が困難になってきた。関係者2人によると、出資を検討していた伊藤忠商事が参画を見送ることが判明。読売新聞は27日、資金確保のめどが立たなくなったとしてセブンがMBOを断念する方向で最終調整に入ったと報じた。

読売によると、セブンは近く取締役会で決議するという。セブンは小売大手アリマンタシォン・クシュタールから昨年受けた買収提案の受け入れには難色を示しており、同紙によると、今後、自力での企業価値向上を目指す。

一方、クシュタールは26日、今も友好的な買収合意を目指していることを明らかにした。同社広報は「半年以上前に提案を公表して以降、日本を複数回訪問して多くの関係者と協議を重ねてきた。彼らの継続的な支援に感謝している」とし、規制当局の承認や投資を確実に進めていく考えを示した。

ロイター
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